皆様、メリークリスマス。平成29年度を締めくくるトリは第1回生の佐藤元子さんにお願い致しました。佐藤さんは、現役の女子大生でもいらっしゃいます。さて、どんなステキなインタビューが聞けるのでしょう。どうぞ、ご覧下さい。

 

①学生時代はどんな学生さんでしたか。

私なりに勉強をしたつもりでしたが、成績は思ったほどではありませんでした。

でもあのころ「通知表」など見せられたでしょうか?親にも?ちょっと記憶にありません。私が当時の成績表を目にしたのは今から4年前のことです。

放送大学に入学時に、短大時代の単位を考慮に入れていただけるとのことで、大学にお願いして郵送していただきました。普通は封印されていて私が見られないようになっているらしいのですが、なぜか折りたたんだだけの成績表でした。卒業してなんと46年後!驚くやらがっかりするやら、意外な教科の成績が良く、良いと思っていた教科が思わしくなかったりしました。複雑な気持ちで放送大学に送りました。そんなわけで今大学生をやっています。

 

②県短時代の思い出深いエピソード。

確か2年生の秋だったと思います。担任の大沢先生から通訳の話がありました。観光で日本に来るロシア人が新潟港にも立ち寄り、新潟市の観光をするので案内をしないかと言われました。大沢先生は新潟市から依頼されたようでした。何も迷うことなく引き受けました。大沢先生は事前レクチャーをしてくださり、一行が観光する箇所を車で連れて行ってくださり、ここではどのように英語で案内するのかを丁寧に教えていただきました。

私は念入りに予習をし、ほとんど暗記をして、さらにロシア語を5つばかり覚えて新潟港に迎えに行きました。一行は観光バス一台で、一人だけ英語の話せる女性がおられました。

当時のソビエトでは裕福な人達だったそうで、中には女医さんもおられました。

印象に残っているのは、白山神社と古町散策です。白山神社では、参拝の仕方を拍手とお辞儀をジェスチァーを交えて説明しました。ロシアの方も面白がって私の真似をしてくれました。日本は初めてのようでした。最後は古町散策で集合時間までの間それぞれショッピングを楽しみました。私が歩いていると小太りをしたロシアの男性が私の腕に腕組みをされたのでちょっとびっくりしました。何かを話そうと英語で話しかけても勿論通じません。でも彼は嬉しそうにしていたので私もにこにこしていました。

後で考えて事ですが、あのようなときは歌を口ずさめばよかったと後悔しました。ロシア民謡「カチューシャ」の歌を知っていたからです。私が歌えばきっと彼もロシア語で歌ってくれたことでしょうに・・・・。

音楽は世界共通ですから。

ロシア人からお土産に小さな木の箱をいただきました。今でも大切に机にしまってありました。

別れを惜しんで一生懸命に手を振りました。

 

③近況

現在は放送大学に無事卒業できるように日々頑張っています。心理学を勉強しています。主に臨床心理学ですが働く気はありません。(この年で雇ってくれるところ等ありません)

他にボランティアを2つしています。総務省の「行政相談委員」と厚生省の「民生児童委員」です。

結構忙しいです。

 

④今後の抱負

将来の夢は、ローカル線でのんびりゆったり旅をすることです。時々頭をからっぽにしないと、次の勉強が入りません。

 

⑤シュリンプクラブ会員に向けてのメッセージ

あまり偉そうなことを言うつもりはありませんが、ここまで生きてきてくると思うことは「人生にマイナスはない」と言うことです。「災いが転じて福となること」が。出会いを大切にしたいです。所詮人は人からしか学べません。どんな経験も後で役に立ちます。恐れずに進みましょう!!

 

佐藤先輩、元気をもらうメッセージを有難うございました。今は亡き、優しい大沢先生らしいエピソードも聞けて嬉しかったです。先輩方が頑張る県短女子の伝統を作ってくださったのだと感じいりました。

さて、来月以降のインタビュー寄稿をご快諾頂いた方々のご紹介ですが、

1月 41回生 木村比呂子さん

2月 19回生 山崎以津美さん

3月 福嶋秩子先生

4月 40回生 木村比呂子さんからのご紹介の方

5月 交渉中

6月 交渉中

7月 42回生 井原彩希さんのご登場です。

この方のインタビューを聞きたい、この人をご紹介したい、その他ご意見、ご感想、ご要望がございましたら、シュリンプクラブ広報事務局kentanshrimp@gmail.comまでお寄せ下さい。また、突然のインタビューを依頼するかもしれませんが、どうぞよろしくお願いします。 16回生 渡部敦子