もう少しするとゴールデンウィークが始まり、新潟にも爽やかな季節がやってきますよね。本日は季節を先取りしてくれるような爽やかな笑顔の持ち主、渡辺智美さんのご登場です。Vol.3 のきらりシュリンプ人にご登場頂いた、夢を叶えた木村比呂子さんからのご紹介でございます。では、ご覧下さい。

①県短時代どんな学生さんでしたか。

とにかく英語ができない学生でした。入学してすぐにTOEICを受けましたが、その点数たるや355点。私がどれだけ英語が苦手だったか、これで分かっていただけるでしょうか。外国人講師の授業では話の内容がちんぷんかんぷん、宿題をこなすのにも時間がかかり、授業によっては結構辛かったのを憶えています。それでも県短の先生は大好きでした(小谷先生の研究室の居心地の良さったら!笑)。また、放課後は新潟大学との合同テニスサークルで良い友人に巡り会え、いまもサークルの仲間との関係は続いています。

②県短時代の思い出深いエピソード

そんな英語が苦手な私を変えたターニングポイントは、ミネソタ州への研修旅行です。最初はホストファミリーとの会話もままならず、言いたいことが言えないストレスで落ち込みました。しかしだんだんと耳が慣れてきて、単語が口から出てくるようになり、別れのときにはホストファミリーからも「すごく上達したね!」と成果を認めてもらいました。ずっと自分は英語ができないと思っていたけれど、私の中に英語の知識は存在していて、使う機会が少ないから忘れてしまうけれど、英語環境に身を置くことでこんなにも上達するんだなと実感できた貴重な経験でした。

③近況

私のように英語に苦手意識を持っている学生に、少しでも英語好きになってもらえたらなぁ、という気持ちで高校の英語講師を5年半勤めました。「中学で英語が嫌いになったけど、先生のおかげで英語好きになったよ」と言ってもらえることが何よりも嬉しかったし、1番の原動力になりました。教員の仕事は楽しかったけれど、ミネソタ研修以来ずっと海外生活を経験したいという夢を諦めきれずにいたため、29歳で仕事を辞めてカナダへワーキングホリデーをしに行きました。

④今後の抱負

カナダの語学学校に通うことで、私は生徒として英語を学ぶ立場になり、そのときに日本とカナダの英語教育のやり方の違いを身を以て知りました。私は英語の先生として、このままじゃあダメだな。今までの教え方を考え直していかなければならないんだな。というより「英語を教える」ではなく、「英語の学び方を教える」ことこそ必要なんじゃないかな。そんな風に思いながら帰国をし、いまは「英語cafe」という大人向けの英語学習会を自宅で催しています。ルールは➀don’t be shy to ask questions ②be relax ③talk a lot の3つです。まだ初めて間もないですが、外国人講師を呼んだり、子どもも参加できる日を作ったり、地域の中で楽しく英語を学ぶ場を作っていきたいと思っています。

⑤シュリンプクラブ会員へのメッセージ

私は十代のころ、人目を気にして行動できないことがよくありました。「1人でイベントに参加するなんて恥ずかしい」とか、「ぼっちに見られるんじゃないか」と考えて、自分の行動範囲を狭めていたと思います。しかし単身カナダへ行き、その考えを捨てました。限られた期間だというのもありましたし、カナダ人は日本人ほど他人のやることに注意を払っていないと感じたのも理由の1つかもしれません。いま私は、佐渡の地域活性や自然との共生を考え、いろんなことに挑戦しています。そこで出逢った人たちは、みんなフットワークが軽く、そこからまた新しい関係を繋げています。シュリンプ会員の皆さん、自分にプラスになるかもしれない出来事には、積極的に参加してください。友人の付添いがなくても、面白そうだと思ったら行動してください。もう皆さんはそんなこと言われなくてもできているかもしれませんが、私が学生だったときに欠けていたのは「自分で決定して行動する力」でした。今後の皆さんの活躍を期待しています。

拝読していて元気をもらえますよね。私、当初は義務感できらりシュリンプ人の広報を始めましたが、今までのたくさんの文字通りキラキラした方々に文章上で出会うことが出来て、役得を感じております。

さて、まだまだ、これからもお楽しみの方々からご登場頂きます。来月以降のインタビューをご快諾頂いた方々です。

5月 若林光雄先生 (昭和46年4月から平成9年3月までお世話になりました)
6月 11回生 小林 (旧姓 上石)よし子さん
7月 42回生 井原彩希さん
8月 39回生 加藤 (旧姓 高倉)沙織さん
9月 関昭典先生 (平成11年度途中から18年度までお世話になりました)
10月 小谷一明先生 (平成12年4月からお世話になっております)

24日の更新日が楽しみですという嬉しいお声も頂きました。こちらも、ひとえに快くご寄稿をご快諾頂きました皆様と是非、この方のインタビューをお聞きいたいからと、ご紹介して下さる皆様のお陰でございます。ホームページを借りましてお礼を申し上げます。

ご意見、ご要望、ご感想、この方のインタビューを聞きたい、ご紹介したいというのがございましたらシュリンプクラブ広報事務局kentanshrimp@gmail.comまでお寄せ下さい。また突然のインタビューを依頼するかもしれませんが、どうぞよろしくお願い致します。

また、まだまだシュリンプクラブ役員、会計係も募集中でございます。こちらも新潟市内在住の方、よろしくお願いいたします。

では、また来月24日にお会い致しましょう。    シュリンプクラブ広報事務局 16回生 渡部敦子